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悠山柏州

Author:悠山柏州
姓はクマ名はゴロー、人呼んで悠山クマゴロー

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米料亭八代目儀兵衛
ぶらり旅こだわり拾う古都の秋

母を見舞いに帰省したついでにぶらりと京都に遊んだ。
レンタカーを手配し、先ずは弥勒菩薩のご尊顔を拝しに太秦広隆寺へ。国宝仏像第一号である。世にある仏像の中でどれが好きかと問われれば迷わず広隆寺弥勒菩薩と答えるであろう。仏世界のモナリザと言えば失礼かも知れないが、これほど慈愛に満ちたお顔の仏様は知らぬ。
続いて常寂光寺、祇王寺、落柿舎など嵯峨野一帯の紅葉を散策し東山の宿へ車を走らせる。人と車の多さと都人のエチケット知らずの運転にいささかイラつき、更に宿が見つからず、頭にきて知恩院横の駐車場に車をぶち込んだ。暗くなり腹も減ったので先ずは飯にすることに。ここは祇園だ、何か京都らしい食い物はあるだろう。但し、おばんざいはゴメン蒙る。
pa040800.jpg
雑踏の中八坂神社向いの角をぶらついていると、ウインドウ内に10基余りの土鍋から湯気が立っている奇妙な店に気がついた。何だろうと立ち止まってガラス越しに覗いていると、若い女性が近づきパンフ片手にしきりに話しかけてくる。どうやら店の宣伝をしているらしい。「美味しいお米・・お米マイスター・・お釜をリザーブ・・」何だかさっぱり要領を得ないが兎に角入ってみることに相成った。中は真新しいカウンターに若い男前の板前と店員数名の活気溢れる雰囲気だ。これが10月4日にオープンしたばかりの「米料亭八代目儀兵衛」である。(http://www.hachidaime.co.jp/)
板前の店長が早速店の説明を始める。「最高のお米をブレンド」「お米本来の甘さを出し、最高の銀シャリを」「仕入れは5つ星お米マイスターの兄が社長をしている米問屋八代目儀兵衛から」「水は・・・」「味噌は日本一美味しい△△の白味噌」「器は・・・意匠は・・・」云々。まあそのこだわりは一通りではない。但し聞いていて少しの嫌味や煩わしさを感じないのは、このきびきびした笑顔の綺麗な店長の人柄か。何品かを注文し、ちびちびやりながら米の炊きあがるのを待つこと約20?30分。その間他の客も会話に参加して賑やかに。驚いた事に「最初は湯布院で板前修行しました」と言う。4年程昔、NHK朝の連ドラ「風のハルカ」の舞台になった「湯の岳庵・亀の井別荘」で修行し、更に京都の某高級料亭で技を磨いたとの事。「当時の仲間からも開店祝を貰いました」と入口の胡蝶蘭に案内してくれた。我がクマ家の別荘が湯布院の夢想園近くにあることから話はさらに弾む。

楽しく会話する間に飯が炊きあがった。「如何ですか?」と自信ありげな笑顔が覗き込む。ふっくらツヤツヤ!甘い!美味い!最後のおこげがパリパリしていて実に良い感じ。ちなみに生湯葉の田楽が絶品であった。開店したばかりなのだが結構固定客が付き、地元の顔役も応援してくれているらしい。広報誌にも紹介されたとか。「こだわり」が食の質にも現れていて「おもてなし」に結びついている感じがする。店長に「失礼な言い草ではあるが、このお店は早晩世に出ると思う。東京でお会いできるのを楽しみにしていますよ」と老人の率直な賛辞をのたまわった次第。
店長米職人橋本晃治。今年の古都は紅葉こそイマイチであったが、図らずもこだわりの拾い物をした。次回も又訪れたいと思うぶらり旅であった。                     (Nov.23)


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未分類 | 10:07:21 | Trackback(0) | Comments(0)
ご挨拶
挨拶はおもてなしの一歩なり

11月13日(金)にバラク・オバマ大統領初来日。
滞在時間僅か24時間であった。その後の中国には3泊4日の滞在らしい。「アジア歴訪の最初の訪問国」と米側は強調したとか。まあ何日居ようがそれは構わないが、何だか恩着せがましい。日米関係から言って太平洋を挟んで一番近い日本に最初に来るのは当然では、と思うのだが。

オバマそれはさて置き、オバマが宮中に天皇陛下を訪問した時、90度のお辞儀をした写真が米国内で悶着を起こしているようだ。曰く「日本人は満足しただろうが米国民には屈辱だ」と。確かに曲げすぎの感はあるが、余りに上から見下ろすのに失礼を感じたのであろうか。米国民にはこれが屈辱的に映ったようだ。
かつてマッカーサーが昭和天皇に傲慢な態度で相対したのに比べると比較にならない図である。しかしこれは日本の歴史と文化を畏敬するオバマの礼儀作法と受け止めたい。天皇も次はアメリカに行って丁寧な挨拶を交わしたいと思われたことであろう。

嘉手納一方同日のニュースに岡田外相が嘉手納基地を訪問した写真があった。訪問された側が一段高いところから頭も下げずに握手をする図。岡田は少なくとも一国の大臣で、米軍はたかが四軍調整官と言う肩書きだ。もし岡田がこれで屈辱を感じないのならおかしい。   
一体この二枚の写真の違いは何?
白人の有色人種に対する優勢意識と傲慢さの表れに他ならないのでは無かろうか。アジア人特に日本人は相手の立場、気持などを慮って自らを律する習慣がある。頭を下げる事は相手に敵意を持っていない自分を分かって欲しいと言うことの証明であるが、まあ慣習の違いもあるからそれはそれで良しとしよう。
一体に白人は世界で自分たちほどすぐれた人種は無いと思っているのは間違いない。特にアメリカその中でもWASP(ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント)は、自分達に優位な状況で且つゆとりのある時には実に優しいお人善しな面を出す。しかし一旦その優位性に危機感を感じた時には、忽然として野生的な肉食人種の顔を表す。
鳩山首相が国際社会への第一声、「日米対等な立場で・・」と言った時のアメリカ人の驚きはいかばかりか。およそ今まで考えたことも無い出来事だ。イエスマン日本が突然牙をむいてきたとばかりに全米ジャーナリストが「両国間のかつて無い危機的関係」と騒ぎ始めたのである。まあこれが米国の素顔であろう。戦後日本が経済的にもアメリカに追いつき追い越し、肩を並べたはずだと思う向きもあろうが、それは独りよがりと言うもの。世界の覇者米国にそう言う認識は全く無い。
その昔聖徳太子が隋の煬帝に送った親書。「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無きや・・・」何と堂々たる物言いではないか。これを読んで煬帝は大い怒り無視せよと命じたが、翌年に外務省の課長補佐クラスを日本の天皇に表敬訪問に行かせたという。対等外交などもってのほかと言うわけだ。
今と似ていないか。
国際外交と言えども人と人との心の触れ合いが基本である。互いの立場を尊重し相互にもてなす気持を持ってこそ良い関係が生じるもの。最初から目を覗きこみ腹を探りあった挨拶からは結果もまた軽んぜられるに違いない。
最後に茶の湯の宗家、千利休の「おもてなし」のココロを付記したい。
もてなし
・相手の立場に立って相手の感覚を尊重し、相手の経験を豊かにすべく応える
・心に余裕を持ち、焦りや、それを相手に悟られることのないようにする
・相手の不快さや災難を抑え、一期一会を楽しめるように配慮する
・そうしたことによって、相手によりよい体験をもたらす

                                                   (Nov.17)


未分類 | 20:40:47 | Trackback(0) | Comments(2)

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