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悠山柏州

Author:悠山柏州
姓はクマ名はゴロー、人呼んで悠山クマゴロー

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これからどうなる・・・?
火の鳥の燃え尽きた夜の暗さ哉

夏の夜空にこれでもか、まだまだ・・・うんざりするほど延々と続く夥しい人と光と花火の洪水。
「鳥の巣」の中で極彩色の火の鳥が羽ばたき、舞い踊り、遂に飛び去った。それだけに閉会式の全てが終わった後、暗闇にぽっかりと穴が開いたような夜空であった。北京オリンピックそのものがまさに「光」と「影」の象徴だったような気がする。
「オリンピックの御ため」は、まさに国家規模の「葵御紋の印籠」。今の北京の街は10年余り昔クマゴローが旅行した時とは余りに違う顔である。中国政府と共産党と漢民族にとっては今回の北京五輪は大成功であり、“偉大な前進”であったことは間違いない。中国四千年の歴史の中でも最も世界に認識された17日間であったろう。準備期間の7年間は全てを犠牲にし、逆らうものはなりふり構わず押しつぶし、世界に美しく立派な「近代国家」を見せ付けた。
華やかな開会式であった。大きな足跡花火がCGであろうが、少女が「口パク」であろうが、56民族衣装の子等が実は漢人であろうが大した問題ではない。その程度は偉大な五輪成功の為には些細なことだ。それよりもむしろ、高倉健主演「単騎千里を走る」の張芸謀(チャン・イー・モウ)監督の演出力が褒められる。
だが、度が過ぎるとその裏が透過されるものだ。ボランティアの素晴らしい笑顔、フェアーな応援風景、綺麗な空気、、美味しい食事と水、お行儀の良い市民、爽やかで安全な街・・・これ全て官民一体の外国人向け演出である。一見寸分の狂いもなく進められたスケジュールで、競技を阻害し外国人旅行者への大きな事件も報道されなかった。だが、何も無いはずは無い。報道規制を受け公にされないだけに違いない。恐怖の規制の成果であろう。潰しきれなかった矛盾は、国家権力と言う蓋で17日間しゃにむに割れ鍋に押し込んだ。ただ、ある週刊誌に中国人の男が旅行者を殺傷、自ら飛び降り自殺したとの記事と写真が出ていた。当局はチベット人の仕業と発表したらしい。閉会後、IOC会長がレセプションの挨拶の中で、余りの規制の厳しさに人権問題として不満を表明したが、およそ考えられない国家的恥である。
そして五輪後は速やかに「問題分子」に対し恐怖の処分と後始末が待っている。
今日のwebサイトでこんな記事が目に付いた。
五輪後にチベット族への一斉家宅捜索が始まる。ある僧は語った。「北京五輪のスローガン『一つの世界、一つの夢』はすばらしい理想だが、ここでは当局が『一つの声』を押しつけただけだった」と。
ウイグル族の声「私たちに自由などない」「不満の声を上げることさえできない」と。外国人観光客の目玉ともなっているウイグル族の古い民家街が取り壊され、漢人のブローカーが跡地を買いあさり、近代的ビルをたてるとか。そしてウイグル族の大移住政策があるそうな。
まあ兎も角大きな矛盾と歪みを抱えたままの北京五輪であった。暗くぽっかりと空いた経済格差の後始末はそう簡単には埋められそうにない。五輪後に大いなる経済発展と国民生活の高揚を果たした東京五輪、ソウル五輪とは様子が違う。貧しい漢人を含め、国民の実態が何も見えなかった気がする。力ずくで隠された「汚れた顔」の民衆はこれからえらい目にあうだろうな、と同情を禁じえない。                        (Aug.26)
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未分類 | 00:48:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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